安心して使える!アロマで虫除け対策①

アロマの基礎知識

これからの季節、外遊びの機会が増えてくると…どうしても気になるのは「虫刺され」。
特に小さなお子さんへの虫除け対策は気を遣いますよね。

私は犬を飼っているので、ペットへの「虫除け対策」にも気を付けています。
犬は、蚊などが媒介する「フィラリア」が命取りになりますから、できるだけ気を付けてあげたいものです。

当然、市販の虫除けスプレーもありますが、市販品は薬効の強い化学成分が含まれています。
小さいお子さんやペットに使うことを躊躇う人は少なくないのではないでしょうか。

そんなあなたに朗報です!

アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイルを活用すると、安心して使える虫除けスプレーを作れます。
今回の記事では、エッセンシャルオイルの中でも特に「虫除け」に対して効果のあるものを活用した虫除け対策について詳しく解説します。

なぜアロマで虫除け対策ができるの?

そもそも、なぜエッセンシャルオイルで虫除け対策ができるのでしょうか?

結論から言うと…エッセンシャルオイルの芳香成分の中には、昆虫が忌み嫌い避ける効果のある
「昆虫忌避作用」と呼ばれる成分が含まれているからです。

自ら動くことができない植物は、自分の身を守るために虫が忌み嫌うような香りを作り出して害虫から身を守ります。

その香りこそ「昆虫忌避作用」であり、エッセンシャルオイルとして活用することで虫除け対策が可能となるのです。

昆虫別!エッセンシャルオイル紹介

「昆虫忌避作用」と言っても、昆虫それぞれに苦手とする香りがあるようです。

昆虫別にアロマオイルを紹介していきますので、ご家庭や外出時などに活用してみてください。

蚊・ノミ・ダニなど吸血系の昆虫対策

夏の天敵と言えば…蚊!
他にも、ノミ・ダニなどの吸血系昆虫は、レモンのような香りを苦手としています。

「レモンのような香り」の元は、シトロネラール・シトラール・シトロネロールといった芳香成分です。

具体的には…シトロネラ、レモングラス、レモンユーカリ、レモンマートルなど。
この他にも、ゼラニウムやラベンダーが蚊などの虫除け対策に活用できます。

ゴキブリなどの昆虫対策

暖かくなってくると現れる昆虫「ゴキブリ」へも、エッセンシャルオイルで対策できます。

ゴキブリは、スパイス系の独特な香りを苦手としており、カンファー・メントン・オイゲノールという芳香成分がその元となっています。

具体的には…クローブ、シナモン、ベチバー、ハッカ、オレガノ、ローズマリーカンファーなど。

これらのエッセンシャルオイルを、サシェなどの香り袋に染み込ませてゴキブリの通り道に置いたり、原液を少し垂らしておくと良いでしょう。

ハエなどの昆虫対策

気温が上がってくるとより活動的になり厄介な昆虫「ハエ」には、ミント系の香りと薬品臭を苦手とする昆虫であり、元となる芳香成分はメントール・チモール・カルバクロールです。

具体的には…ペパーミント、タイム、オレガノ、ゼラニウムなど。
この他にも、レモングラスやユーカリも苦手とされています。

ハエがよく寄ってくるゴミ箱のふたの裏に、ティッシュにアロマオイルを染み込ませたものを張っておくだけで十分対策になりますのでやってみてください。

今回のまとめ

エッセンシャルオイルの中には「昆虫忌避作用」という薬効を持つものがいくつかあります。
それらのエッセンシャルオイルを知っておくと、誰でも簡単にアロマで虫除け対策をすることができるのです。

植物由来のエッセンシャルオイルであれば、小さなお子さんやペットがいても安心して虫除け対策をすることができますね。

しかし、エッセンシャルオイルであれば何でも安心…というわけではありません。

エッセンシャルオイルの中にも刺激が強いものがあり、お子さんの年齢によっては希釈する濃度を薄くする必要もあります。

植物由来だからと言って油断することなく、ぜひこちらの内容を参考に、安心なアロマ虫除け対策を行うようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました