
エッセンシャルオイルには、まさに「無限の可能性」があります。
わたしは、その魅力に惹かれて「アロマテラピー」の道に足を踏み入れたのですが…
この可能性を熟知しているかどうかによって、アロマテラピーの活用法は変わると言っても過言ではありません。
せっかく使っていくのであれば、その可能性を自分のものにしたいと思いますよね。
そこで今回伝授したいのが、エッセンシャルオイルの「ブレンド」の極意なのです!
色々なシーンで使用するエッセンシャルオイルの香りを、できるだけ長くその空間に漂わせるためには…
数種類のエッセンシャルオイルを「ブレンド」して使うことが一番だと考えられているからです。
しかし、エッセンシャルオイルは「ブレンド」をすると香りが長持ちするようになるのでしょうか?
天然成分100%エッセンシャルオイルの香りを長持ちさせる「ブレンド」の極意を伝授したいと思います。
香りの奥深さを楽しむ「ブレンド」

具体的に、エッセンシャルオイルをブレンドする時には…
「香りの続く時間」いわゆる「揮発速度」を理解してブレンドをすることが大切です。
人工的に作られた香料には、それぞれ「揮発速度」があり、香水を作るときには揮発速度を違えてブレンドすることで香りを持続させます。
天然成分100%のエッセンシャルオイルも同様で、それぞれに揮発速度が違いますから、そこを理解してブレンドすれば香りを長持ちさせることができるのです。
香りの揮発速度は、それぞれその速度の違いにより「トップノート」「ミドルノート」「ベースノート」という3種類に分けられます。
できるだけ長く香りを楽しみたい場合には、それぞれのノートから各1〜2種類ずつ選んでブレンドすれば、芳香時間が少しずつずれていくので香りが長持ちする仕組みです。
以下に、3つのノートのアロマオイルをそれぞれご紹介しておきますので、ブレンドの時にはぜひ参考にしてください。
トップノート
「トップノート」とは、香りがし始めてから10分〜1時間ほど持続する香り。
柑橘系やハーブ系、樹木系の香りの多くがトップノートであり、香り始めに爽やかな香りを放って、気分をリフレッシュしてくれる効果があります。
オレンジやレモン、ベルガモットなどの柑橘系アロマオイルや、ペパーミント、ユーカリなどが代表的なトップノートのエッセンシャルオイルです。
ミドルノート
「ミドルノート」は、香りがし始めてから30分〜3時間前後ほど持続する香り。
ミドルノートは、そのブレンドの中心となる香りであると言われていますから、あなたの好みや作用を見つつじっくりと時間をかけて選んでみてください。
フローラル系のラベンダーやローズ、ゼラニウム、ハーブ系のクラリセージなどがミドルノートの代表的なエッセンシャルオイルです。
ベースノート
「ベースノート」は、香りがし始めた後しばらく時間が経ってからゆっくりと深く広がる香りで、6時間〜半日以上香りが持続すると言われています。
ベースノートとなる香りは樹脂系やオリエンタル系のエッセンシャルオイルに多く、鎮静作用が豊富に含まれているものが多く、気持ちを安定させてくれるのです。
オリエンタル系のサンダルウッドやイランイランはベースノートの代表的なエッセンシャルオイルです。
これら3つのノートを意識してブレンドすることで、エッセンシャルオイルの香りを長く楽しむことができます。
ブレンドの時は、この3つのノートを意識してブレンドしてみると良いでしょう。
今回のまとめ

今回の記事では、エッセンシャルオイルのブレンドの秘訣として、香りの揮発速度「ノート」について解説しました。
3つのノートを理解して、オンリーワンのブレンドオイルを作ってみてくださいね。
香りの奥深さを、心行くまで楽しんでいきましょう!
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